今回はプレビュー中の Microsoft Azure for Copilot を試してみました
Microsoft Azure for Copilot
Microsoft Azure for Copilot とは名前の通り, Azure に搭載された Copilot になります
Copilot は直訳すると副操縦士です
つまり我々人間が操縦士であり, Azure に関する我々のお手伝いをしてくれるのが Copilot for Azure です
試してみた
今回の題材は Storage Account で TLS の最低バージョンが 1.2 になっていないものを見つけることとします
GUI で探しに行くのは大変なので Resource Graph で検索してみます
1. Copilot の利用
執筆時点 (2024/1) では Microsoft Copilot for Azure は英語 UI にしか対応していません
(英語が得意じゃなので) 日本語で書いたプロンプトを機械翻訳してから入力しました


2. KQL の調整
Copilot が生成してくれた KQL 文を早速実行してみました
しかし, 想像とは異なる結果が出力されました
(こんなにたくさんのリソースで TLS のレガシーバージョンを許可していない)

そこで Resource Graph が持っている情報と Copilot が作ってくれた KQL を比較して見ました
少し言葉が間違えてしまってますね

Copilot の生成 | 実際の文言 | 備考 |
---|---|---|
minTlsVersion | minimumTlsVersion | minimum とすべき箇所が min になっていました |
1.2 | TLS1_2 | TLS のバージョンの記述方法が間違えてます ※画像では TLS1_1 ですが KQL 的には TLS1_2 と修正するのが正解です |
あくまでも副操縦士なので, 間違える時もあるでしょう
むしろ少しの修正だけで利用できる KQL の下書きを作成してくれたことに感謝です
修正した KQL を実行した結果が以下になります

無事に想定どおりの結果が得られました
まとめ
Microsoft Copilot for Azure を試して見ました
Copilot (副操縦士) としては十分活躍してくれ, KQL の作成の手間が軽減されました
他にも Copilot が助けてくれるシナリオがあるので, そちらでも試してみたいです