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Microsoft Copilot for Azure を試し隊

 ·   2 分で読めます  ·   Kento

今回はプレビュー中の Microsoft Azure for Copilot を試してみました

Microsoft Azure for Copilot

Microsoft Azure for Copilot とは名前の通り, Azure に搭載された Copilot になります
Copilot は直訳すると副操縦士です
つまり我々人間が操縦士であり, Azure に関する我々のお手伝いをしてくれるのが Copilot for Azure です

試してみた

今回の題材は Storage Account で TLS の最低バージョンが 1.2 になっていないものを見つけることとします
GUI で探しに行くのは大変なので Resource Graph で検索してみます

Azure において TLS 1.0, 1.1 の利用が廃止されることが発表されました
Storage Account など一部のサービスは意図的に TLS のレガシーバージョンを利用することができます
まだ使っているリソースがある場合は, 対応の検討が必要になります
Azure support for TLS 1.0 and TLS 1.1 will end by 31 October 2024 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure
Support for legacy TLS protocols and cipher suites in Azure Offerings - Microsoft Community Hub

1. Copilot の利用

執筆時点 (2024/1) では Microsoft Copilot for Azure は英語 UI にしか対応していません
(英語が得意じゃなので) 日本語で書いたプロンプトを機械翻訳してから入力しました

translate
プロンプトの機械翻訳:
portal01
Copilot for Azure の画面:

2. KQL の調整

Copilot が生成してくれた KQL 文を早速実行してみました
しかし, 想像とは異なる結果が出力されました
(こんなにたくさんのリソースで TLS のレガシーバージョンを許可していない)

portal02
Copilot 出力した KQL の実行:

そこで Resource Graph が持っている情報と Copilot が作ってくれた KQL を比較して見ました
少し言葉が間違えてしまってますね

portal03
KQL と Resource Graph の比較:
Copilot の生成 実際の文言 備考
minTlsVersion minimumTlsVersion minimum とすべき箇所が min になっていました
1.2 TLS1_2 TLS のバージョンの記述方法が間違えてます ※画像では TLS1_1 ですが KQL 的には TLS1_2 と修正するのが正解です

あくまでも副操縦士なので, 間違える時もあるでしょう
むしろ少しの修正だけで利用できる KQL の下書きを作成してくれたことに感謝です

修正した KQL を実行した結果が以下になります

portal04
Ccopilot 出力した KQL の実行:

無事に想定どおりの結果が得られました

まとめ

Microsoft Copilot for Azure を試して見ました
Copilot (副操縦士) としては十分活躍してくれ, KQL の作成の手間が軽減されました
他にも Copilot が助けてくれるシナリオがあるので, そちらでも試してみたいです

参考

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Kento
著者
Kento
2020年に新卒で IT 企業に入社. インフラエンジニア(主にクラウド)として活動中