2021年1月16日に公開された Windows Insider で WSL2 に関して「WSLの起動時にコマンドを実行」が追加されていたので検証してみました。
環境
OS | Window 11 21H2 Insider Preview |
WSL distribution | Ubuntu 20.04 |
Terminal | Windows Terminal |
設定方法
前提となる WSL のインストールと起動時に実行するコマンドの設定を行います。
WSL の有効化
-
「Windows の機能の有効化または無効化」で WSL を有効化
WSL の有効化: -
Microsoft Store で 希望の distribution をインストール
ubuntu のインストール: -
[オプション] Windows Terminal も Microsoft Store からインストール
※Windows 11 では既定でインストールされています -
Windows Terminal で Ubuntu を起動し、ユーザー名とパスワードを入力し初期設定を済ます。
実行時のコマンド設定
- Ubuntu で
sudo vi /etc/wsl.conf
- 下記の画像の通りに入力
[boot] の下に入力された内容が実行されます。今回は起動した時間を出力させてみました
※ kento の箇所は設定したユーザー名に置き換えてください
wsl.conf の記述:
以上で設定は完了です
WSLの起動時にこのコマンドが実行されていればこのように出力されます
(初めの3行分は date の使い方を間違えていました。。。)
まとめ
これを使うとWSL実行時のログ採取などができそうです。