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Log Analytics 簡易モードと Excel を統合し隊

 ·   3 分で読めます  ·   Kento

Log Analytics と Excel を統合することができる という記事を見つけたので試してみました
Log Analytics と Excel を統合する - Azure Monitor | Microsoft Learn

ついでに新しい簡易モードを試して KQL を使わずに統合してみます

おまけ程度に Resource Graph との統合もしてみましたが、想像以上に簡単にできました
実はこっちの方がインパクトが大きいのでは。。。

ざっくり手順

  1. Log Analytics ワークスペースでクエリを実行
  2. 統合するクエリをエクスポート
  3. クエリを Excel に挿入

1. Log Analytics ワークスペースでクエリを実行

Azure Portal で Log Analytics ワークスペース の画面を表示します
画面上部にある [🚀 新しい Log Analytics を試用する] を選択し、簡易モードが使える画面に移動します

portal01
新しい Log Analytics への切り替え:

画面右側のボックスで [簡易モード] になっていることを確認します
※ここから従来の [KQL モード] にすることができます

分析を実行するテーブルを左側から検索します
今回は Heartbeat を選択します

portal02
簡易モード01:

Heartbeat を選択すると大量の結果が表示されました
表示件数を 10 件だけにするように [Limit] の値を変更します

portal03
簡易モード02:

最新のログを表示させてたいので、フィルターを [追加] し、[並び替え] を選択します
[TimeGenerated] を降順にします

portal04
簡易モード03:

2. 統合するクエリをエクスポート

クエリの作成ができたので、Excel に統合していきます
画面上部の [共有] から [エクスポート 宛先 Power BI (M クエリとして)] を選択します

portal05
エクスポート:

するとこのようなテキストファイルがダウンロードされます

excel01
ダウンロードしたテキストファイル:

3. クエリを Excel に挿入

Excel を開いて [データ] > [データの取得] > [その他のソース] > [空のクエリ] を選択します

excel02
Excel01:

[詳細エディター] を選択し、ダウンロードしたテキスト ファイルの中身を貼り付けます

excel03
Excel02:

読み込むと 10件以上の結果が出てしまいました
簡易モードはプレビュー中なので、まだ完全に対応していないのかもしれません
仕方がないので そのまま [閉じて読み込む] を選択します

excel04
Excel03:

[データ] > [すべて更新]の横の ▽ > [接続のプロパティ] を選択し
定期的に更新するを有効化してみます。
時間は適当に 10 分くらいにします

excel05
Excel04:

しばらく放置して TimeGenerated の列が最新化されるか見てみます
※降順に並べ替えました

excel06
Excel05:

20-30分放置して確認をすると無事に更新されていました!

excel07
Excel06:

おまけ

Log Analytics ワークスペースから Azure Resource Graph を実行し、それを Excel に統合してみました

portal06
Azure Resource Graph の実行:

普通に Resource Graph のデータも Excel に統合することができました
おまけ程度に実行しましたが、実はすごく便利な気がします。。。

excel08
Azure Resource Graph の統合:

まとめ

Log Analytics の簡易モードは簡単なフィルター処理や、表示数のカスタマイズ程度ならできました
ただし、エクスポート機能には対応しきれていない部分がありました

Excel の統合については数回クリックして、コピペするだけで更新することができました

KQL が苦手な方は 簡易モードや、Excel に統合してから Excel での処理などで対応するともっと便利に Log Analytics が使えるかもしれません

参考

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Kento
著者
Kento
2020年に新卒で IT 企業に入社. インフラエンジニア(主にクラウド)として活動中