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Azure Arc を使って Windows Server の ESU を使い隊

 ·   3 分で読めます  ·   Kento

今回は Azure Arc 対応サーバーに対して ESU を適用してみます

ESU とは

Windows OS は問題の修正や脆弱性対策のために更新プログラムがリリースされます
この更新プログラムの提供には期限があります
期限が切れると脆弱性が残ってしまうので、OS をアップグレードしたり (2012 -> 2016 とか)、サーバーの利用をやめてクラウドにシフトしたりすることを検討します
この検討に時間がかかってしまうことも多々あるので延命措置として提供されているのが ESU です

拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) プログラムは、サポート終了日を過ぎて特定の従来のマイクロソフト製品を実行する必要があるお客様にとって最後の手段です。

製品ライフサイクルに関する FAQ - 拡張セキュリティ更新プログラム | Microsoft Learn

Azure Arc 対応サーバーの場合、Azure Portal から ESU の適用が簡単にできるので今回は試してみました

ざっくり手順

  1. Windows Server 2012 の Azure Arc 登録
  2. ESU のためのリソース作成
  3. ESU のリンク

1.Windows Server 2012 の Azure Arc 登録

詳しくは説明しませんが、以前書いた記事の手順が参考になると思います
Azure Arc 対応サーバーのデモ環境を作り隊 – クラウドを勉強し隊

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上段の Windows Server 2012 が対象:

2. ESU のためのリソース作成

ESU ライセンスも Azure リソースとして管理されます
そのためライセンスのリソースを作成します

SKU では Standard か Datacenter かを選択します
ESU の購入は最低限のコア数が決まっているので、注意しながら必要な数を入力します

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ESU ライセンスの作成01:
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ESU ライセンスの作成02:

作成が完了したらリソースとして表示されます

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ESU ライセンスの作成03:

3. ESU のリンク

作成した ESU を Azure Arc 対応サーバーにリンクさせます
リンク可能な Arc 対応サーバーの適用状況を確認することができます
今は未適用の状況です

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ESU のリンク01:

対象のサーバーのチェックボックスにチェックを入れて [Enable ESUs] を選択します

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ESU のリンク02:

Core のタイプと先ほど作成した ESU リソースを選択し、有効化します

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ESU のリンク03:

しばらくするとステータスが [enable] に変わります
これで ESU の有効化が完了です

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ESU のリンク04:

まとめ

Azure Arc を使った ESU を有効化してみました
ライセンスの仕組みはイマイチわかってないですが、作業自体はシンプルで簡単でした

Azure Arc 経由で ESU を有効化するといくつかのサービスは無料で利用できるので、せっかくならガンガン使ってみたいですね

参考

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Kento
著者
Kento
2020年に新卒で IT 企業に入社. インフラエンジニア(主にクラウド)として活動中