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オンプレミスから Private Endpoint を試す

 ·   2 分で読めます  ·   Kento

今回はオンプレミスから Azure Private Endpoint 経由でストレージアカウントにアクセスしてみました
Private Endpoint についてはこちらの記事を参考にしてください
サービスエンドポイントとプライベートエンドポイント | クラウドを勉強し隊

利用イメージ

Private IP 経由でPaaS サービスを利用する場合、Private Endpoint に名前解決をする必要があります
Azure Vnet からの名前解決であればDNSゾーンを作成し、Vnetに紐づければ利用可能です
オンプレミスからの場合は以下の公開情報にある通り、DNS フォワーダーを使ってAzure DNS ゾーンにフォワードして名前解決をします
Azure プライベート エンドポイントの DNS 構成 | Microsoft Learn

conf01
DNS 構成イメージ:

構成方法

エンドポイント IPアドレス
DNS フォワーダー 10.0.0.5
Private Endpoint 10.0.0.6

今回は DNS フォワーダーとして Azure Vnet上に Windows Server 2022 を立てて、利用しました
また対象 PaaS サービスは ストレージアカウント上の静的 web サイトにしました
下記のコマンドで DNS サーバーの役割を入れて、条件付きフォワーダーの設定を入れています
条件付きフォワーダーは以下を参考にしてサービスごとに適切なパブリックドメインを指定します
Azure プライベート エンドポイントの DNS 構成 | Microsoft Learn

ストレージ アカウント (Microsoft.Storage/storageAccounts)/Web (web、web_secondary) web.core.windows.net
Install-WindowsFeature -Name DNS -IncludeManagementTools
Add-DnsServerConditionalForwarderZone -Name "web.core.windows.net" -MasterServers 168.63.129.16 -PassThru
dns_server
DNS サーバー設定:

検証

DNSフォワーダーからnslookupで正しく名前解決がされるか確認してみます

dns_test01
DNS 検証①:

うまく名前解決ができていました
クライアント側でも確認してみます

dns_test02
DNS 検証②:

うまく解決できていました

まとめ

オンプレミスからインターネットへの通信をせずにAzure PaaSサービスへアクセスができました

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Kento
著者
Kento
2020年に新卒で IT 企業に入社. インフラエンジニア(主にクラウド)として活動中